ブログ

2024.02.02

ながら工事

持続可能な社会実現。
人口減少が進み、国内に有り余る建築物。
壊して新たに建てるだけではなく、資源を利活用することは様々な予算が限られてくる国内の現状を鑑みるても、現在の建物を如何に長寿命化させていくのか。これは喫緊の課題と言えよう。

先日ネットでUR都市機構さんが発表されているアル記事に辿り着いた。

構造躯体の改造に伴う騒音振動測定調査https://www.ur-net.go.jp/rd/rn1/technical/lrmhph000000l1z4-att/06.pdf

工場・商業施設・住宅などの改修工事では、「操業しながら」「業務しながら」「居住しながら」その建物の使用を中断させることなく施工する「ながら工事」があります。
発注者や施主にとっても、非常に大きなメリットがありますが、一方で容易に想像できるとおり、この「ながら改修」を行う上では様々な課題があります。
特に各種工事施工においては、主たる内容として「騒音・振動・粉塵」という課題をより高いレベルで意識し、繊細な事前計画や施工方法が求められます。

弊社技術棟を増築する際も、近隣の皆さまにはご不便をおかけしました。
しかしながら、深い皆さまのご理解と施工してくださる方々の工夫のおかげで、無事完成に至りました。
施主も施工会社もお互い様の立場をリスペクトする事が大切ということでしょう。

人と一緒で、建物や構造物も定期的なメンテナンス・修繕をすることで、長生きできるようになるのだろう。

改修工事に必要不可欠となる穴あけも、小口径の湿式コアドリルを使い、騒音と振動を軽減できる。
各現場の状況に応じて、最新技術を取り入れながら積み重ねた技術技能の創意工夫が求められる時代となる。

「ながら工事」特集へはコチラから

DD30Wサイレント工法
(RK)

一覧へ戻る