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2026.08.02

ターシャ・テューダー

アメリカの絵本作家であり、自然豊かなバーモント州で暮らしたターシャ・テューダー。
郡山市立美術館で開催されている「夢は叶えるもの ターシャ・テューダー 人生の軌跡展」へ行ってきました。

会場には、繊細で温かな絵本原画や下絵をはじめ、日々の暮らしで愛用していた道具、アンティークドレスなど多数展示されています。
子育てをしながら過ごした時代、絵本作家として歩んだ道、夢に描いた農村生活、そして晩年の一人暮らしまで、その生涯をたどる展覧会。

自分にとって本当に必要なものを選び、手を動かし、季節の変化を受け入れながら、毎日の暮らしを自分自身で組み立てていく。

何かが足りなければ、すぐに新しいものを買い足す…。
不便を感じれば、便利な製品やサービスに置き換える…。

現代において、ターシャの暮らしは、私たちに一つの問いを投げかけているように感じます。

⇒本当に、今あるものを十分に生かしているだろうか。
⇒古い道具に手を入れて、もう一度使う。
⇒余った材料に、新しい役割を与える。

小さな土地に植物を植え、季節毎に大地の恵みをいただく。
身近な人が持つ知恵や技術を、次世代へ繋いでいく。
現代の言葉で表せば、それはまさに持続可能なライフスタイル。

持続可能な暮らしというと、大きな設備や新しい技術、壮大な仕組みを思い浮かべがち。
しかしながら、その原点はもっと身近なところにあるのかもしれません。

〇今あるものを大切に使うこと。
〇捨てる前に、別の使い道を考えること。

小さな創意工夫を積み重ね、ときには失敗し、それでも手を止めず、少しずつ思い描く姿へ近づけていく。
展示会タイトルの一文にある「夢は叶えるもの」という言葉も、ただ願って待つという意味ではなく、日々手を動かし続けたターシャの人生そのものを表しているかのよう。

私たちの仕事や地域づくりにも、通じるものがありそうですね。

価値がないと思われているものに、もう一度目を向けてみる。
使われていない場所を生かしてみる取組みをする。

異なる知識や技術を組み合わせ、新しい役割をつくる。
大切なのは、今あるものから何ができるかを考えること。

夢は、いつか誰かに叶えてもらうものではない。
暮らしの中で、少しずつ育て、形にしていく。

豊かな暮らしとは何かを、改めて考える貴重な時間となりました。

「ターシャ・テューダー 人生の軌跡展」

会期
2026年7月4日(土)~8月23日(日)

会場
郡山市立美術館 <福島県郡山市安原町大谷地130−2>

開館時間
午前9時30分~午後5時
最終入館は午後4時30分

観覧料
一般:1,200円
高校・大学生、65歳以上:900円
中学生以下、障がい者手帳をお持ちの方:無料



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