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2022.12.06
どんより雲
ついに雪が舞いだし、気温も低下。
青い空は気分を高揚させますが、冬季は、このどんより雲がなんだか有難い。
冬の放射冷却は、体の芯に堪える寒さ。
お空が雲で覆われていると、地表から放射された熱の一部が雲に吸収されます。
雲は地表にある熱を宇宙に逃がさないようにする役割をもっているんです。
寒~い冬の掛け布団と同じ役割ですね。
反対に、雲ひとつない快晴の日は、地表の熱が宇宙へ放出されます。
そのため晴れの日の方が、より冷え込みが厳しくなるということなんですね。
実は、空気が乾いているときも寒い!っと感じますよね。
空気中の水分である水蒸気は、雲と同様に地表から放出される熱を吸収し、宇宙に逃がさないようにする役割があります。
このため空気が乾いて水蒸気が少ないときは、放射冷却により冷え込みが厳しくなるのです。
冬季のお部屋の中も、外気が乾燥しているうえ、室内でエアコンを使用するとさらに乾燥が進む…。いかに室内の湿度を保つか、悩ましい季節でございます。
明日からは大雪。身体温まるお食事を摂って、風邪を予防っと。