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2022.02.11

増築工事

日本の四季「春夏秋冬」、移りかわる自然の景観はわたしたちのココロを魅了してきました。
近年、春や秋を感じる時期が十分に無いまま、夏と冬を繰り返す、そんな極端な気候を垣間見てきた様な気がします。

昨年6月にカナダ西部で観測された49.5℃の熱波や年が明けて米東部で発生している大規模な寒波。極端に暑い夏は道路や建物を熱し、極端に寒い冬はソレラを凍えさせる。

世界各地で発生する異常気象は、人々の日常生活や企業活動に多大なる影響を与え続けている。無論、それは、人々の社会経済活動によって引き起こされた地球自体へのネガティブインパクトが、倍返しとなって還ってきているだけなのだろうとは思うが。

持続可能な社会実現に向けて引き合いに出される再生可能エネルギーや電気自動車ですが、生産過程で必要となるコバルトやレアメタル等の採掘に関する環境破壊・労働環境問題などには一切触れていない。表面的な事ではなく、わたしたちは不都合な真実にも目を向けていかなければならない。
日常の暮らしの中で、私たちが継続できる範囲+αの節電目標に取組む事で、それらの積み重ねが抜本的な電気使用量削減に繋がれば良いなと、ふと思います。

さて、来月竣工予定の増築工事。
環境に負荷がかからない仕様にするために、また極端な外気温に影響されぬよう、壁や天井内部には断熱材ではなく「遮熱シート」を採用してみました。

まだまだ寒い時期が続きますが、徐々に陽射しは春を感じさせる温かさを持ち始めているそんな気がします。
遮熱シート 増築工事

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